1枚から作れるオリジナルTシャツ 淡色Tシャツへの白インク使用(濃色印刷)が可能になりました 前処理跡が残らないDTFプリント
今回は淡色印刷への白引きあり印刷についてです。
従来のインクジェット濃色印刷は前処理という工程が不可欠でこれを行わないと白インクの定着が悪くなりTシャツやその他へ印刷した際にインクの発色が著しく悪くなるという現象が起こります。
この前処理ですが以下のような欠点がありました。
①お届け時に前処理跡がのこるため見栄えが悪い
②そのまま販売する場合、購入される方に対して事前に説明が必要。
③白や薄いカラーの生地に対して行うと前処理跡が解消されない恐れがある
①と②は説明と洗濯で解消できるのですが、③に関しては大問題です。
このため弊社では③に関しては基本的にプリントをオススメしておりませんでした。
これを解消できるのが今回の方式です。
左が従来の淡色印刷、白インク無しで生地にしみこんだ質感。右が濃色印刷、白インクありで生地の上にインクがのっかった質感です。
発色や雰囲気がかなり異なります。
淡色印刷は生地にインクがしみこむため、使っているカラーによってはかなり色が変化する場合があります。たとえば黒に青を混ぜたようなカラーの場合、青の量が少ないと生地に吸い込まれたときに黒に負けて見た目にはほぼ黒になってしまうといった感じです。
対して濃色印刷はインクが白インクの上に残るので色が埋もれにくいです。
上記画像だと女性の顔の中とファイヤーパターンの部分などで特に差が生じていますね。
また全体的に見た場合、濃色印刷のほうがシャープに再現されています。
この辺の質感はお好みだと思いますので、白Tシャツにプリントする際はお好みでご利用ください。
その他の薄いカラーのTシャツに印刷する場合は白が必要もしくはデザインデータの色をできるだけ再現したい場合はは濃色印刷で製作する必要があります。
淡色印刷のアップです。生地になじんだ柔らかい仕上がり。夏場はこっちのほうが暑くないです。
白Tシャツへの濃色印刷。単色印刷と違い生地の目が見えません。
同じデータでクージーにプリントした物です。缶クージー(ポリエステル素材)へのプリントは生地の質感が若干プリントに反映されています。素材で仕上がり感が若干異なります。
以上、白生地tシャツと淡色系カラーのtシャツにインクジェット印刷の白引きありが前処理跡がなくきれいに作成できるというお話でした。
お気軽にお問い合わせください。
株式会社ユアデザインラボ
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