あけましておめでとうございます 少ない色数で写真デザインをTシャツにする シルクスクリーン印刷 多色刷り

 あけましておめでとうございます。


昨年はご利用まことにありがとうございました。

本年もよろしくお願い致します。


ことしはウサギ年なのでシルクスクリーンでうさぎフォトTシャツを刷ってみました。


この写真のウサギは茶色系のウサギだったため白、赤、黄色の3色のインクと生地の黒色で比較的再現が可能でした。3色+シャツの色でもグラデーションを使うことで表現の幅が広がります。ちなみにYOUR DESIGN LABのフォント部分は使用した3色のインクを単色で使っています。(下地に白を引いていますが)


寄ってみるとこんな感じです。網点処理で表現しています。

このような写真プリントの場合、工法によって以下のような特徴がでます

①インクジェット印刷濃色用

デザイン部分全面に下地の白を引くため、通気性が悪くなります。これによりデザインを貼り付けたような仕上がりになります。※シルク印刷でも同じやりかたをすることは可能です。黒版を追加する方法です。この場合、シルク印刷でもうさぎデザイン全面がインクで埋め尽くされるため通気性は悪くなります。


カラー的には発色が良すぎる写真ではないので、比較的画像に忠実に印刷され、CMYKの細かいドットもルーペなどを使ってみない限り認識しにくいと思います。


デザインのまわりのフチ部分のぼかしのような表現が苦手です。インクジェット印刷はデザインのフチにぼかしがある場合、白のインクがきれいに出力されない場合があります。また下地の白が見えやすくなります。


前処理無しの新方式(DTFプリント)の場合も同様です。DTFプリントのほうがシートを貼り付けた感はより強くなると思います。DTF方式の場合、モニターで見ているよりも薄く出力される傾向があります。またデザインに使用されている色によっては大幅に出力色が変わってしまうためご利用をオススメしない場合がございます。


②シルクスクリーン印刷

ボディのカラーを生かすことで全面をインクで塗りつぶすことをしないで表現が出来る場合があります。グラデーションがある部分は網点で表現するため、上記画像のように点々になってプリントされます。インクジェットや紙の印刷物に比べて網点が大きいので肉眼で見ても全然わかるサイズです。点が点として認識できるサイズのため、好みがわかれるかと思います。


全面を塗りつぶさない場合は仕上がりの質感が比較的柔らかくなります。


インクジェット印刷と異なり、蛍光色や発色のよい青、緑といったインクが存在するため色によってはよりイメージに近いものが作れると思います。上記の写真で言えば黄色を蛍光黄色に置き換えて赤を蛍光ピンクにしたりすることもできます。(ただし写真とは大幅に異なる不気味なうさぎになります)

制作枚数が10枚以上といった場合、3色でプリントが可能なためインクジェット印刷よりも低価格で作成が可能です。


どちらにも良い点と悪い点(といいますか苦手な点)があるので、デザインや製作枚数に応じてご活用ください。


以下よくあるパターンでどちらがオススメかの例です


・デザインに蛍光色に近い発色のよいピンクや青、緑などがある

 →シルク印刷がおすすめです。インクジェットでは上記の色は出力されません

  インクジェット印刷はCMYKを混ぜて作れる色以外の色は基本的に発色できません。

  白を混ぜて作る色なども同様で、あまり得意ではありません。白を混ぜて色を作ることができず、下地に引いたの白の上にCMYKで細かい点で色をのせて表現するためです。

・黒のTシャツに白プリントで1~9枚だけ作りたい

→インクジェットでもシルク印刷でもどちらでもおすすめです。

 インクジェットDTF方式は生地の影響を受けずに非常に鮮明な白がでるため、通常のインクジェット濃色用よりもおすすめです。ドライTシャツやキャンバストートバッグ、ポリエステル生地のバッグなどにもきれいにプリントが可能です。

 シルク印刷は製版費がかかりますが、弊社の製版費は安価ですので1~9枚でも低価格で作成が可能です

・白のTシャツにカラーで印刷、蛍光色のような色はない

→インクジェット淡色印刷がおすすめです。一番安いです。が、生地にしみこんだような質感になるため、こちらの質感があまり好きではない(シルク印刷になれている)方にはおすすめはいたしません。インクががっつり生地に乗っているのが好きではない方には最適です。

 シルク印刷による4色分解も可能です。こちらの場合、プリントの質感がインクジェットよりも固くインクが乗っている感じになるので、このような質感がお好きな方にはおすすめです。ただし弊社の場合マニュアル印刷のため、1枚づつ色むらが生じてしまいます。この点はあらかじめご了承ください。この方式の場合、版を増やして蛍光色などを追加することも可能です。ただし価格はインクジェット淡色よりも割高にはなってしまいます。


・黒のTシャツに多色のデザイン

 デザインに使われているカラーや製作枚数に応じておすすめが変わります。

 少ない枚数で色数が多い場合はインクジェット、10枚以上でデザインの色数が4色くらい(既定のインクカラーに近い色が存在している場合)までであればシルク印刷がおすすめです。

 インクジェット印刷はデザイン面積が大きい場合は数量が増えてもお値引き率が低いアイテムです。逆に小さい場合はお値引きが可能になる場合もございますのでお気軽にご相談ください

             こちらもシルク印刷3色のサンプルです

以上、着地点が良くわからない内容になってしまいましたが本年もよろしくお願い致します。


株式会社ユアデザインラボ

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